多くの親鸞学徒から崇拝されていられた妙好人の方が亡くなられて
早くもかなりの月日が流れています。
その妙好人の方の言葉を見るとき、
この上なき喜びでございます。
あらためて過ぎし日の姿をしのんでおります。
返りみますれば、私18才頃より今日まで離れられない仏縁で結ばれた仲でございました。
いずこの土地も同じく、人々は仏法の話に真剣になれば、他人はいつしか相手にもならず悪口雑言をたたくという始末。
あの方もこんな濁った人達にも常に仏法の尊さを話しておられました。
初めは私も御心が判らず幾年が過ぎましたが
親鸞聖人の教えに遇わせて頂くようになり
あの方は真実の法を教えて下さる方だとはっきり知りました。
これも親鸞聖人のお陰だと心より感謝しております。
もし善知識に遇えなかったら、妙好人を仏法の狂人だと世間並みに思い、人生終わっていったかと思いますと、本当に生きておられる間に色々聞かせて頂けた私は幸せでありました。
これからも御恩に報いる為、親鸞聖人の尊さ偉大さをたたえてゆくことこそ、これからの課題と心に決めております。