「これが、かわせみだよ」
忠臣蔵の大石内蔵助はこう歌っています。
にごり絵のにごりに魚はひそむとも、なぜかわせみのとらでおくべき
(大石良雄)
「濁りきった五欲に沈みきって、くだらん男の為に命を捨てる女、
女の為に一生を棒にふる男、五欲の為に命を捨てる者ばかりである。
阿弥陀如来は、そんな君を一人助けんと、常にかかりどうしである」
すべての人々は、
煩悩によって、日夜煩悶しているのであります。
煩悩即菩提にならなければならない。
信心決定すれば
煩悩即菩提になります。
信心決定に向かって、何事にも激しくならなければいけないと思う。
「
仏教は、色気がなくなってから聞こうとしてもだめだ。色気のあるうちに、
欲望で聞け」
たとい三千大千世界に
みてらん火をも過ぎゆきて
仏の御名を聞く人は
火の中をかき分けて
浄土真宗の法話を聞かねば聞けるものではないのだ。