仏教の歴史上今までなかったことが、親鸞会において起きました。
一年間に1千人もの青年が新たに
親鸞聖人の教えを聞くようになったのであります。
「
若いという事は、何事にもかえ難い宝である」、
これは武者小路実篤の言葉であるが、これはあくまでも
人生究極の目的をハッキリ判っている人、即ち親鸞学徒にいえる言葉でなかろうか。
世間のほとんどの青年は、若いという事も、宝であるという事すらも知らず、何を為すべきかも判らずに、ただ徒らに若さを弄んでいるのである。
この悲しき現状を観るに、我々親鸞学徒の聖使命の重きことは大地の如く、広大なるこはと天の如しである事は、けだし当然である。
青年部が誕生してより今日まで我々は常に“破邪顕正”を旗印とし、真の仏弟子たる自利利他の精神のもとに、若き血潮を漲らせてまいりました。
その親鸞学徒が善知識より、「千名顕正達成」の命を拝受したのは、今年の正月でした。
それより12カ月、青年部は「千名顕正」を合い言葉に雨の日も風の日も、昼夜を分かたず、有縁の青年を求め、見知らぬ家々を訪ねて真実を叫ぶ毎日が続きました。
それはもう、辛い厳しい毎日であった。
時には転ぶ事もあった。
泥沼にはまる事もあった。
しかし、この大宇宙に比類なき無上の教を戴く親鸞学徒は、そんな事に挫けはしなかった。
「”千名正顕”なるまでは、倒れてなるものか」
と怯む心を奮い立たせ、遂に青年部は「千名顕正」を達成致しました。
これは、当に青年部諸君の血と涙の結晶であり、
ブッダの遺言のままに順って克ち得た成果であります。
こうして真実を知り、真実を求め、真実を歓ぶ若き青年が千名に達したという事は、
今日新興宗教の餌食にされ、社会の隅に葬りさられた仏教界に於いては、大きく注目される大事件であり仏教史上に輝かしき一ページを飾るものであります。
是非開こう青年全国大法話!
今後この千名の法友がどう動くかによって、仏教界はもとより、日本の将来を大きく左右するといっても決して過言ではありません。
迷える青年は、我々の活躍を必死に待っております。
この重要な時期にあたって青年部は更に次の目標に進まなければなりません。
その為に今度是が非でも「青年全国大法話」を開き、青年部の結束をさらに固め、世間の期待に応えるべく大目標を打ち立てねばなりません。
“
浄土真宗の発展はこの大きな
浄土真宗の法話にあり
”親鸞学徒諸君!今一度この大集会成功の為に情熱をかけようじゃないか。