善知識「ここにすばらしい本があるぞ。
善知識の話を聞かなくても、このようにすぐ信心頂けますよ」
「そんな、すぐ頂ける信心とはどんなのですか」
——その本の中のある人の「
獲信の記録」のページを開いて読む。
——皆は変な顔をして聞いている。
読み終わった後——
善知識「どうでした。考え直した方がよさそうですよ。
あんたもどうかね。苦労して求める必要がないよ。そのままで救われるから」
「本当にそうですね」
——一同ドッと笑う——
私はこの本をまじまじとみつめて、本当にすばらしい逆信の記録だと思わずにおれなかった。
——学問と体験に裏づけられた真実の御教えを聞かされている
幸せを思えば、根底から腐り切った
浄土真宗をたてなおすのは、
親鸞会しかないと知らされるばかりである。