宇宙の法則と反省の色無し
学会に背信的だと数珠を武器になぶり殺す!
日蓮宗の異端である創価学会にこった夫婦が
八十八才の老母を背信的だと惨殺した
高知県の事件は邪教を狂信した果ての
地獄絵図であった。
「母親が朝起きてみると死んでいた。みてほしい」
高知県高岡郡窪川町宮内の農業門脇行義(50)から
町内の医師に連絡があったのは
六月三日の午後一時半頃。
早速診察したところ夏さん(88)の死因には不審な点が多かったので
医師はすぐさま窪川署に届け出た。
警察で調べたところ、死体のいたるところに打撲傷があり、
しかも医師への連絡がおそいなど不審な点が多いところから
夏さんの死体を警察医を招き解剖した。
この結果、八十八才の夏さんの死因は左右ロッコツ十三本
外セキヅイ骨折などによる内臓破裂と判明、他殺と断定した。
そして聞き込み捜査の結果、夏さんの息子の行義の嫁の菊美は
ふだんから義母と仲が悪く近所の評判になっていることを突きとめた。
四日午後から菊美に任意出頭を求め調べたところ、
「私が母を庭からツキ飛ばした」ともらし、更に
「創価学会のことで母が背信的なことを云うのでハラが立って手をかけた」
と菊美は犯行を自供した。
だが同署は、夏さんの死体の傷からみて
女一人で出来る犯行ではないとの見方から
さらに行義にも出頭を求め調べたところ
「妻が母に手をかけているのを見た」
ともらした為、更に菊美との共犯関係を追究した結果、
「私も妻の菊美といっしょになって母親に手をかけた」
と自供した。
こうして行義、菊美夫婦は五日午後七時四十五分、
尊属殺人の疑いで逮捕された。
調べによると、五月三十一日午前十時頃、
自宅の六畳の間で行義、菊美らが題目をあげていた。
すると五年ほど前から自宅でねたり起きたりしていた夏さんが
「本尊」に向い十字を切ったり、
息を吹きかけるシグサをしたので
「何かツキモノがついている。そのツキモノを追い出そう」
と菊美は夏さんを縁側に突きとばしナグル、ケルの乱暴をした。
これを見ていた行義も手を出し、
さらに翌六月一日には夫婦で午前八時から午後四時頃まで、
自宅のウラで夏さんを裸にして冷水をかけたり、
洗面器や数珠でなぐったり足でけったり、
投げとばしたりして手当てもせず、そのままにしていた。
夏さんは二日朝、この世を去った。
近所の人々の話によると門脇一家は去る三十八年現住所に転入、
近所づき合いは殆んどなかった。菊美は調べに対して
「私がやったのは事実だが、それは宇宙の法則だから仕方がない」
と反省の色は毛頭なく平然としていた。
長男の病気がもとで入信
何しろ行義、菊美はカンカンの創価学会の信者、
しかし殺された老母は信者ではなかった。
学会に入信したのは妻の菊美が先で、その時には行義が怒り別居してしまったが、
長男の病がもとで、ともども信心するようになったといわれる。
それにしても仏を念ずる数珠が老母を殺す、武器になるとは…。
このような邪教の生んた惨劇をあげればきりがない。