『邪見僑慢悪衆生　信楽受持甚以難』
という言葉は
正信偈に書かれてあります。

龍樹菩薩（ナーガールジュナ）は御自身の事を『獰弱怯劣』
獰は悪者、怯は卑しき者とおっしゃられ、
天親菩薩（世親菩薩）は『普共諸衆生』
曇鸞大師『造罪の人』
道綽禅師『若し悪を造ることを論ずれば何んぞ暴風駛雨に異ならん』
善導大師『自身は現に是罪悪生死の凡夫
昿劫より己来常に没し常に流転して出離の縁あることなし』
源信僧都『予が如き頑魯の者』
法然上人は『愚痴の法然坊十悪の法然』
親鸞聖人は『悪性更に止め難し』
『とても地獄は一定すみかぞかし』
と七高僧はみな自分の姿を正しく見ておられます。

親鸞会の先生は
『地獄の釜底の我』
と御自身を見ておられます。

ところが私達は
『あの人よりはいいわ』
と自分に値をつけています。

正しい自己を見ず邪見であるから信心決定して
絶対の幸福が得られないのです。