下り坂の急カーブの連続の車中にて、あるとき
親鸞会の先生がこう言われました。
「君達、今この車のブレーキ一切故障したらどうするのかね」
一同沈黙していると、
やがてAさんがこう言いました。
「そりゃ山にぶつかるより仕方ないですね」
親鸞会の先生は、こう答えられます。
「他人の車だから大破しても自分さえ助かればよかろう」
このように、一寸した会話にも一寸した冗談の中にも真実がふくまれています。
最後に先生は
「これから先自分の吐いた言葉に責任を取る
親鸞学徒として活躍していってほしい」
といわれました。
先生の御言葉をかりれば
「弁明はしない、行動で示す」
この厳しいお言葉のように
浄土真宗の法話にまい進あるのみです。