会員の熱望火の如くアットいう間に親鸞会館が増築されました。

大広間は旧館の三倍になります。

　親鸞会の支部長会議が行われ、
各支部長の熱情溢れる報恩謝徳の心は
ついに会館の増築の問題をよび起しました。

もちろんこれは独り支部長の言でなく、
毎回本会館において法座が開かれるたびに
多くの同行の方から出された意見でした。

　一人でも多くの有縁の方々が
まことの阿弥陀仏の法水がいただかれるようにとの
会員全部の厚い熱意が
どうしてもこの大事業を起すことになったのです。

　名利の為に千金を出すは易けれど
名利どころか誰とも知らさず喜捨ーされる尊いお布施が
親鸞会創立以来の大事業を完成させつつあります。

同じ建て物でも劇場やダンスホールと異なり、
粗末なれども畳一枚の所に坐って
三千世界を動かす阿弥陀仏の願力をいただくのです。

　親鸞会館増築は
幸いにも建築請負師の格別な御厚意を得て
素晴しい行事でした。
即ち着手してから２４日でほぼ完成しました。

近隣のご一家にもしばしばお世話をいただき
今月の浄土真宗の法話も晴れやかに実施、
殊に新しい仏壇も入り、親鸞会発展の第一歩にふさわしい大行事も
完了皆さまの御参詣を待つばかりです。