親鸞会館に於て、恒例の親鸞聖人降誕会が催された。
両日ともたくさんの参詣者であった。
末法濁乱の世に、どこへ行っても何を求めても真実は無く、
人生苦にあえぐ大衆は、唯一の光を親鸞会に求めて
参詣者は年々増える一方だ。
初日午前は会長先生大講演、
午後は親鸞学徒による「ああ我祖師親鸞聖人」を上演、
聖人9才で出家なされ29才に比叡山を下りられ法然上人に遇って信心獲得なさるまでの20年。
比叡山での修行、玉日姫との出遇い、その後の聖人の煩悶等の大熱演。
2日目は、またまた親鸞学徒の意気高き弁論大会、
各地からの精鋭が覇を競った。
「いずれもいずれも感銘深き行事ばかりであった。
この様な意義ある充実した降誕会は、世界中どこを探してもないでしょう。
劇にしても玄人の俳優以上の名演技であった。
やはり信念に燃えた演技だから、人々の心を打つのでしょうね」
はじめて降誕会に参加したある人はこの様に語っていた。