親愛なる諸君、おめでとう。
偉大な功績を残した前青年部長は惜しくも病に倒れて療養の止むなきに至った。
人生にはのびる為には縮まなければならぬ時がある。
多分、将来大活躍させる為の如来聖人の善巧方便に違いない。
われら青年部一同前部長の再一起の一日も早からんことを心から念じて止まない。
しかし我らは法蔵久遠の顕正戦に一刻の裕余も微尽の妥協も許されないのだ。
昔の軍隊では部隊長が倒れたら中隊長、中隊長が倒れたら少隊長が指揮を取って進んだものだ。
今後は善知識の命により小生が青年部の指揮をとることになった。
かえりみれば親鸞会青年部が結成せられて、一昨年暮よりも青年部員は昨年末で2倍以上になった。
まさに所得倍増ならざる真実倍増である。
そしていよいよ今年はさらに2倍の輝しい目標に向かう。
真実の道はいつの時代もけわしくて厳しいものだ。
ブッダも「破邪顕正せざる者は仏弟子に非ず。仏法中の怨なり」とまで仰言っておられる。
真実を裏切る者は何人といえども切り捨て、倒れた法友の屍を踏んで我々は前進せねばならぬ。よって諸君は火の玉となって一人一人が
浄土真宗を双肩に荷っているつもりで、獅子奮迅の活躍をしてもらいたい。
かのナポレオンでさえ「
オレの辞書には不可能という言葉はない」と言っている。
我々の後には
親鸞聖人、
七高僧、
ブッダ、
阿弥陀如来がついていられるのだ。
必す今年中に青年部を2倍にして、如来聖人の洪恩に報いようではないか。