支部長会議の席上、善知識の「争奪戦」の一コマがあった。
布教、講義と日程のぎっしり詰っておいでる善知識のこと、応じきられぬ布教先にと青年部の成長がとみに待たれる昨今である。
「真実を知る者は幸なり、真実を求むる者は尚幸なり」
これは善知識の御言葉である。
これ然り、まことに快いかな未だ
他力信心を獲てない私なれど、ささやかなる現世利益をよろこぼずにはおれない。
迷信に惑うことなく、些細な世事にこだわることなく、ものごとに対してあまりくよくよすることなく。
真実の大道が明らかにされているが故に!
むろん根本苦には変りなく、苦しみでない日はない。
真実の信が有りや否や!
0点か100点か!
仏法はかくもきびしい
しかし仏法を知る前と知らされた今においてその心境は随分違う
ところで問題はこれから先である。
ささやかな現世利益が、
親鸞聖人の仰言った現生十種の利益と変るまで
何を儀牲にしても惜しくない利益に変るまで!!