親鸞会の先生には毎日破邪顕正に生命をかけ御多忙の事を遠察申し上げます。
先日母の葬儀の折には尊い先生の弔電を頂き、
母もさぞかし喜んでおります事を私共、本当に感謝致して居ります。
母生前中は色々と御世話に相成りました事厚く御礼申し上げます。
病床にありましても最後まで先生のおうわさに明暮れの毎日でございました。
東京の病院に行きましてからは毎日苦しむこと無く静かに日を送り最後の最後まで一言の苦しみも悲しみも悩みも口にすること無く、唯々、私共子供達や看護婦さんやお医者様方々への感謝の言葉だけでした。
身体はやせ細りましたが顔には何の苦しみも現わさず安らかに安らかに弥陀の浄土へ迎えられてゆきました。
死後の心配の無かった母の日常は今にして想い出します時教えられる事ばかり、
頭の下る事ばかりで、私達は何にも母にお返しする事は出来ませんでした。
母の最後までの叫びであり指導でありました言葉は
「親鸞聖人の御教えに従うこと。
迷うでない事、しっかり先生の後について進ませて頂く様、
真剣に聴聞する様に、人生の目的を決して間違えない様に」
でありました。
この母の遺言を守って今後一生懸命頑張らせて戴きたく念願致して居ります。
そして何とかして母に弥陀の浄土で再度の面会をしたいと念じております。
唯々、親鸞聖人がいらっしゃればこそ、母があったればこそ、
この遇い難い尊い御法に遇わせて頂けた喜びを、
他へ迷う事なく進める我身を幸せ者と思います。
どうか今後共、母同様何卒宜しく御指導下さいます様お願い申し上げます。
あの母に
今は亡きあの母に
一歩たりとも よりそいたく
胸痛みつつ 夜のふけゆくを