若い親鸞学徒の会合といえば、そのほとんどは講師を中心とした支部単位の会合である。
ところが最近このイメージを破る会合がなされている。
滋賀県でなされている合同会合がそれである。
毎月一回、長浜市近効に住む親鸞学徒が支部のワクを超えて合同の会合を開いている。
しかも計画、進行、運営は一切講師がタッチせず、全て一般学徒が積極的にやっているという画期的会合で他の親鸞学徒から注目を浴びている。
「班長以上は毎月必ず新しい人を連れてくる事」
「会合の後役員で反省会を必ずやって次の会合に備える事」
という規則を設けるという熱の入れようである。
このようになったのも、今年から講師が布教開発に本格的に乗り出した為、それに続いて、一般学徒も
「それでは会合は我々でやろう」
と立ち上った賜物である。
もう回を重ねる事6回になるが、彦根、東浅井の方からも駆けつけ、今では参加者20人はくだらないという盛況ぶりである。
さてどんな会合かちょっとのぞいてみよう。
個人宅に集まった若人、男女合せて25名、まず最初に元気一杯、真宗宗歌の合唱、司会のもと、体験発表。
次いで一言説法、
と講師に勝るとも劣らぬ堂々とした判りやすい説法に一同感嘆。
その後、顕正カルタ、男女で組をぬふ作って、流暢な唄に法味を味わいつつそれぞれ大奮闘、優勝が決まって終了、
恩徳讃を斉唱して散会した。
会場は終始若さでわき立ち、
「自分らの会合を自分らの手で成功させよう」
とする心意気が若者の肌ににじみ出ていた。