ある時、
親鸞会の先生が
「君達お金欲しくないかね」といわれたので、
素直に「ハイ欲しいです」と答えました。
すると、
「お金というものはなかなかたまらないものだね。
特に私のように根性の良い持主はなかなかたまらない。
こういう性格は損する性格だね。
だから商売人になる時は余程がめつくいかんとなれないものだよ。
しかし、お金だけ持っていても宝の持ち腐れで、使ってこそ始めてお金の値うちがあるんだよ。
だから、私達はがめつくもうけてきれいに使う。
これが最良の使い方だね」
といわれました。
よく世間の人達は「お金の世の中」
と思い、出すことは舌も出すのがきらいな人がたくさんあります。
そしてためることばかりして使い方を知らない。
その為に本当の金持になれない。
金に使われて金を使うことを知りません。
金は天下の廻りもので、真実の為に
布施してこそ
その金は生きて何倍何百倍となって返って来ることを知らないのです。
真実を求めている私達、
浄土真宗の法話を開き、
親鸞聖人の明らかにされた
本当の
生きる意味を伝えるために使わせていただきましょう。