善知識に随行させて頂き早や二ヶ月を過ぎようとしている。
善知識の随行者として思われる事は善知識の厳しい面と優しい面のきわだったお姿に驚かされる事である。
阿弥陀仏に救われた方は
智慧と
慈悲の両面が現われると良く仰言るが、正にその人
阿弥陀如来と思わずにおれない。
車に乗せて頂く時なんかは特に厳しい面のお姿を見せられて私は驚く。
ドアを開けてお願いしますと入って行くのにためらう時がある。
そんな時は何故か自分の悪い行為が全部見抜かれている様に思われて恐ろしい。
そうかと思うと又ものすごく優しい面が現れて笑顔でお話して下される時はとても嬉しい。
会館の人々の事やその他色々の事をお尋ねになられる。
私は善知識の前に出ると何故か「カエル」が「ヘビ」ににらまれたみたいになって何もできなくなってしまう。
また善知識は常に余裕をお持ちになっておられる。
だからどんな問題もテキパキと処理なされる。
そんなお姿を拝見してああ私は何と幸せな人間だろうか?
この世に二人といない善知識に随行させて頂くなんて。
そう思えばもっともっと善知識を大事にして随行者の役目を守らねばと思う。
そうでなかったら終わってから
後悔の連続になるのだ。