日蓮宗「じゃー聞くがね。五時八教ということを知っているでしょう」
日蓮が仏の
生まれ変わりという説が
どうも通りそうにないので今度は、
五時八教という奥の手を引き出してきた。
親鸞会の破邪の剣の切れ味を見て下さい。
すぐに
親鸞会「五時八教、あんた方は、あんなかびの生えた
天台宗の五時の教判を今頃ふりまわして何をいおうとするのですか」
いった
日蓮宗の者は勿諭、居並ぶ代表驚いて立ひざとなりました。
それは驚くでしょう、たとえ西から日が上っても五時八教に誤りがないと、
何とかの一つの覚えをしているのですから。
親鸞会「落付いて聞きなさいよ。五時八教というのは
大体
ブッダのお言葉ではないのですよ。天台大師の言葉です。
それも大変誤りであるということが現在の
仏教学によって証明せられている。
一例をあげてみましょう。
あんた方は五時では阿含経を第二番目におくでしょう、
その中に
ブッダの
涅槃の模様が説いてあるが、
その説明をどうしてしますか。
今ごろそんなものを金科玉条にしているのは
日蓮宗だけですよ。
そんな浅智恵でようここへ来られたね」
快刀乱麻とまくし立て切り立てられて代表顔を合せて
二息三息やっと気を取り直して
日蓮宗「じゃーあんたはこの説をひっくり返すの…」
とアングリ顔。
そして三人顔を並ベて
三人「いやはじめて聞いたわい、五時の教判を間違っとるという人を」
そしてあげくの果ては嘲笑。
返事ができなくても平気で嘲笑、
間違いをはっきり示摘されても蛙の面に小便とは、このことか、
まことに
阿弥陀如来も
ブッダもみな殺し
ただ板マンダラ一つでしょうか。
この後まだまだ珍問答が続出します。