「先生ひどい雨ですね、いつ止むでしょうか。なかなか止みそうじやないですね」
「いや、降った雨は必ずいつかは晴れるよ。
なかなか晴れないのは、この心一つだよ」
と私達の素直に信じ切れない疑い深い心を指して仰言った。
するとみんな頭をふせて沈黙してしまった。
その時
「だけどね、必ず晴れる時が来ます、晴れます」
と御教示下さいました。
この様にどんなに疑い深い私達でも真剣に命がけで
聴聞すれば必ず晴れて安心しきった雲一つかからない日本晴れの心になれるのだと御自身のお疲れも忘れ、日々夜々叫び読けて下さっています。
それなのにこの心はテレー、キョトーン、ボーとして疑い深く、又邪見驕慢な心しかもたない私が命がけに求めずしてどうして日本晴れの心に晴れる事があるだろうかと自分の懈怠な心に気付かせて頂きました。
これからの私は
「
阿弥陀如来の本願を命がけで求めれば必ず晴れます」
とおっしゃった親鸞会の先生のお言葉を胸にこれからの求道に全力をふりしぼり増々
精進せずにはおれません。