福光町荒木にて
午前十一時半。
親鸞会の講師の御車に乗せていただき
浄土真宗の家庭法話に向う途中の事、私
「よく私達に『あんたら元気な事を感謝しなさい』と言いますが
感謝どころか文句ばかり言っている私なんです」
親鸞会の講師
「病気の者は元気な事を感謝せよと言うし
親の無い者は親のある事を感謝せよと言うし
ある者はある者で文句を言うし
どちらにしても絶対に満足できないものだ」
夕暮れとなりそろそろ暗くなり始めた頃の事。
つけようとしたがどうにも背が小さくてとどかない。
「この机の上へ登りなさい」
いくら先生がそう言って下さつても
先生のくだものやお菓子の集っている所へどうして登られましょう。
「先生私そんな所へ登る事出来ません」
「
阿弥陀如来の頭の上へ登っても、机の上ぐらい登る事できないか?」
一言でもと教えて下さる
親鸞会の先生。
どこまで私はシビレているのか。