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浄土真宗親鸞会の内部情報と法話の評判

親鸞会がどんな団体か一人でも多くの人に知って頂くため、親鸞会の内部情報を公開していきます。客観的で公正な判断の材料にしてください。

親鸞会の弁論友の死

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親鸞会の弁論友の死

ブッダは説かれた、諸行無常、愛別は離苦なり
逢たる者は別れ生まれたる者は死につくと、
まだ二ヶ月前の事であります。

私の親しいとっても仲の良かった友達が死にました。
心のやさしい静かな人でしたがでも病気は白血病でした。
二十世紀の医学では治らぬ病気だそうです。
よく病に業病あり必ず死すると言いますが思えば不運な人でした。
よく病人は自から無常を感ずると申しますが
死ぬ十日ほど前から地面がわれて沈んでいくような気がする
重しをつけて海の底に沈んでいくような気がする
と言ったものです。

あれはきっと死ぬ三日前の事でした、
花をもってたずねた私に
「私死んだらどうなるの教えて?
死んだらどこへどうなっていくのそれがおそろしい、
あんた仏教を信じていると言ったわね、
だったら分かるでしょう教えて下さい」
と突然そんな事を言ったのです。

仏教
は因果の道理の教えです。
あんたの未来はあんた自身にあるのです。
今あんた暗いでしょう、寂しいでしょう、
おそろしいでしょう。
その心があんたの未来のもちものなのです。

過去の自分を知りたかったら現在の自分を見よ、
未来の自分を知りたかったら現在の自分を見よと教えます。

極重悪人の報いなんです。
あさましい事ばかり思いつくして来た私達人間に
未来の明るい道理がありません。
だからこそ阿弥陀如来のお慈悲があるのです
「聞いて下さい」
と念ずる思いで話しました。
しかしダメであった、自分に信心も無くして人を救う事はできない、
とうとう暗いおそろしいと叫んで死んだ。
母も医者も最後まで治る治ると言った、
泣き叫けんだ。
母もこの可愛い子供とは死ぬ事ができなかった。
むつまじき親子にだにも捨てられて
一人ゆくベき道と知らずやの古歌の如く、
私はこの時ほど後生の一大事を感じた事はなかった。
やがて葬式にかざられた美しい花輪、
しかしそれは一体なんになるのか、
いかなる医学も愛情もどれ一つとて彼女の救いにはならなかった。

この度、私の兄が十五年もつとめた会社をやめ
仏教の伝導にふみ出した事を気狂いざただとせめました兄は
昔から病身者で医者と縁の切れない身体でした。

会社をやめれば当然健康保険はきかず、
もし病気にでもなれば私達家族は
路頭に迷わなくてはならない現状、
皆は強く反対をしたものです。

しかし兄は「この末法の世に一体誰れが本願を伝うるのか
これは力のある無しの問題ではなくして仏教徒の使命であると
今もなお明日の生活を気にしないで頑張る兄さん、
彼女の死によって私は今こそ始めて
兄の使命の重大な事を知りました。
世界中の貧乏を救う事より一人の人間の魂を救う事のほうが
どんなに大切な事であるか
これこそ末通る本当の慈悲では無かろうか、
私は今この友の悲しい死によって痛く痛く感ずるのであります。
この末法の世に本願を伝うる者それは親鸞学徒の使命であると。
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