5月12日、13日全親鸞学徒待望の日は訪れました。
11日の晩より訪れた遠かく地の親鸞学徒、
さらに12日早朝より押かける親鸞学徒が続々列をなし
9時にはすでに
浄土真宗親鸞会館は満員の盛況を呈した。
12日午前九時開会と同時に仏壇開闢、
親鸞会の講師の手によって静かに御筆を開かせ給い、
念仏堂に満ち歓喜大息すること限りもない大会が始められた。
勤行に続いて、宮殿開闢に絶大な御布施をなされ真実を求める者に範を示して下さった。
福井支部長、高岡市の親鸞学徒に感謝状を
親鸞会より贈呈、
あまた親鸞学徒の貴重なる御喜捨にも謝辞を本部長よりおくります。
純黄金に輝く御仏壇を拝し、御名号にぬかずいて一同感激の由に、
親鸞会講師の一段の意義深い今日の日を読念しての大講演が始まります。
念仏の衆生のそして絶対の幸福を求める者の最大の幸福、
生きる意味はこれをおいて何があるでしょうか。
満堂に溢れる親鸞学徒、
親鸞会青年部を劈頭に
男女老人すべて六字の中に一切経の味いを濤々と説き来り、
説き去られる
浄土真宗の法話の妙説に聞き入り、
また親鸞学徒の熱意溢れる意見発表などを聞いて大会は最高頂に達しました。
親鸞会独得のおときに舌づつみをうち午後四時一旦休けい。
これまた親鸞学徒員をうならせ、感激のるつぼに歩わせ、
たもとの袖をしぼらせた大好評の青年部主催の演劇
題して「稲田の聖人様」
12日の夜は七時より支部長並びに幹部会を開き、
続いて青年部大会、幻灯、座談会、仏教歌合唱大会
そして御家族御一同も我々とともに深更に及ぶまで御列席
御病気御不自由をおしての御参詣、うれしさ又限りなし。
13日は宗祖降誕会、聖人お生れ遊ばしてここに八百年、
法灯愈々燃えて益々盛。
ああ、われらこの聖人のお生れ給わずれば今日のうれしさどこにあろう。
かえりて又闇黒の世をさまよいしものを。
ついに当日は会場に入り切れず外に立って参詣する人数知れず。
青年部員の意気、そしてこれをしのぐの熱弁はじめ時のうつるを知らず。
大会の様相一口に申して右の如し。