かつて親鸞会館において
浄土真宗の法話が催された機会に
支部長会議が開かれました。
各地支部長副支部長は前日より続々来館。
団結と法悦に無上のよろこびを感じ破邪顕正の旗印のもと
高森先生の満身鉄をもやく雄叫びに皆々雄躍、
大発展の企画、懇談に夜も徹し
今後の方針が大々的に樹立しました。
支部長会議を開催したところ、
滋賀、福井、石川、富山などの各支部長が列席しました。
先生が御法話とは打って変わった、
くだけた家庭和楽的にやさしく
それこそ稲田の親鸞聖人様もかくあらんと思われるように
諄々と話される言葉に続いて、各支部長が口々に、
私たちの聖使命、親鸞会の発展策、行事の進め方、
邪教に対する撃滅の熱情を討え叫び、
そして手をとり合って誓いを交しました。
各支部長は生れ出でたる縁こそ違え、
今親鸞聖人様の教えに引かれて同じうてなの花を見る者同士、
何を語っても何を称えても心底から一致するので
不思議です。
かつて軍人生活をし敵弾雨霰と来る中を
不思議に命ながらえて、
今縁あって聖人様の教えをきくと落涙して叫ぶ支部長、
年老いた母の獲信に驚いて命をかけて
浄土真宗の法話を聞くという支部長。
永い教員生活の果てに
聴聞一途に邁進すると叫ぶ支部長、
黙々としていても、何が何でもここ一つを聞きひらこう、
そして一人でも多く親鸞会に入会されるようにせねばと念ずる各支部長、
矢でも鉄砲でも動かぬ面々、尽きぬ話題と恩徳談に、
ご家族の方々もただ念仏と傾聴に息つく暇もない感激の連続でした。
世に幸福とは何をさすのでしょうか。
億劫にも得難い御縁に今会わせていただき、
そして聴聞に邁進させていただく
この私たちのよろこびの外に何があるでしょうか。
今回の支部長会議において、感激の中に決議された問題は
たくさんありますが、その一として会館増築問題があります。
一人でも多くの有縁の方に聞いていただく為に一刻も早く具体化し、
大衆の声に答えようという熱意の程が示されました。
次に年に数回の支部長会議、
あるいは役員会を開催し、
一つには役員の資質を向上し
教義に明るく破邪の推進力となるように図ります。
又一つには親鸞会当面の諸問題を協力して解決するようにつとめます。
その他親鸞会の組織運営について論議し、
果ては夜の更けゆくも知らぬ法談に意義深い会議を終了しました。